Lupinus Clover

． ページ4

女の子「＿＿ゃん、＿＿ちゃん！」

女の子「お姉ちゃん！！」

『あ......』

次に意識を取り戻したのは女の子に呼ばれてからだ


ﾋﾟｺﾝ

そこには１件の通知があった


【都庁危機管理対策室から伝達
　港区芝浦5丁目、バスとトラックによる衝突事故発生。

損傷が激しく車内には多くの人が取り残されている模様。
中規模医療事案と認定。TOKYO MERの出動を要請する】



あれ？今居るとこじゃね？



母親「めいちゃん、大丈夫？」

女の子「うん、だいじょう......」


ﾊﾞﾀｯ


母親「え？」



やば、ぼーっとしてた

そういや、この子の名前聞いてないよな



『お母さん、お子さんのお名前は？』

母親「めいです！」




パリーーンｯ



ガラスが割れた？

レスキュー隊が来るのか


タンｯ


え、レスキュー隊じゃない


喜多見「医師の喜多見です。もう、大丈夫ですから。安心してください」


この人がMERのチーフドクター


『貴方が喜多見チーフですね』

喜多見「そうですが。貴方は？」

『医師だ』

喜多見「名前は？」

『有栖川......』

喜多見「有栖川先生、お願いします」


なんか、めんどくさい事になった？
まぁ、いいや


『こちらの赤タグの女性、外にあるストレッチャーに』

『それと、後ろから２列目の男性急いで搬送してください。肺に損傷がありそうです』

喜多見「わかりました」

喜多見「夏梅さん、比奈先生、外に出る患者さんお願いしますね」

蔵前「わかりました」

弦巻「わ、わかりました」

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