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第二種目、騎馬戦。
一般的なハチマキを取り合うルールに加えて個性の使用も許可され脱落がないため混戦状態が続く…予選に引き続きハードな内容である。個性とポイントの両方を考慮してチーム決めをするのも苦労する所だろう。
15分のチーム決めの交渉タイムが始まった。
｢俺だったら馬役が最適解だけど騎手なら…常闇とか飯田あたりの小回り効く人引き入れるかなぁ…一騎打ちで押し負けはしないと思うけど俺奇襲には対応しづらいし…まぁ馬役なら…｣
｢馬役ならどうするんだい？？｣
空席だった左隣から突然覗き込まれAは狼狽えた。話しかけてきたのはキツめの天然パーマが印象的な男子生徒である。膝に乗せている大きなクールボックスと首から下げたぱんぱんのがま口から経営科の人だ、と分かった。
｢ごめんごめん、見たところヒーロー科の人が本戦出ずに分析してたものだから興味湧いちゃって！予選落ちしたのかな？でもモニターに1回も映っていなかった気がするんだ…気配消す個性なのかい？？それとも馬役が最適解ってことはモニターに映らないほどの足に自信がある個性かな…？？いや待って！！答えは言っちゃ駄目だ！……うん、僕の結論では君の個性は光速移動！あってるでしょう!?!?｣
｢いや光速だと騎手落ちるよね｣
ほんとだぁ！！と驚嘆する生徒に思わず苦笑する。
｢俺の個性は宝石、体がアクアマリンで出来てるんだよ。……予選に出てなかったのは体が破損するといけないから。｣
｢へーー！！宝石か！ビジュアルは言うことなしだね…！体が脆いのかな？そこはマイナスポイントだけど足が速くて避けられるなら戦い方があるよね！ていうか男だったんだね！！これはコアなファンが付きそう！！あっ僕は
｢ピカ野じゃなくて結輝Aですよろしく…｣
驚きのスピード感と振り回しっぷりである。クソ石に続き今日で2つも命名されて複雑な気持ちになるA。こういう疾走感のある人柄に慣れていない分塩対応気味だったが計間は矢継ぎ早にAを質問責めにした。
ヒーロー科と経営科同士仲良くしよう、というのは建前でとにかく話を聞かせて欲しいと連絡先の載ったメモを握らせてドリンクの販売に計間が立ち去った時には既に5分が経過しようとしていた。
｢この学校キャラ濃いな……｣
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あかや - とても面白かったです！更新待ってます〜！ (2020年12月15日 13時) (
レス) id: 51d8bbe764 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてる - とてもよかったです(´；ω；｀) (2020年4月19日 18時) (レス) id: d34f4e9add (このIDを非表示/違反報告)
八百(プロフ) - みんなが名前を呼んでるとこでちょっと涙出ちゃいました…更新待ってます！ (2019年3月29日 21時) (レス) id: db047f61b6 (このIDを非表示/違反報告)
音春(プロフ) - 更新頑張ってください！(受験勉強も) (2018年12月1日 17時) (レス) id: f210cca1fd (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年11月16日 21時) (レス) id: 5a8ebe94bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さも | 作成日時：2018年2月9日 2時
