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｢これで全部か 弱ぇな｣
どうやらA達はあの黒い影に別空間へ転移されたようだったが待ち受けていた雑魚敵をあっという間に片付けてしまった。
｢お疲れ様ー、っと切島その敵貸して｣
｢おう、まとめて捕縛か…！っし、早く皆助けに行こうぜ！｣
頬を拭って切島が提案する。男として責任とらなきゃ…と自分の行動を悔やんでいるのだろうか。
が、
｢行きてえなら1人でいけ
俺はあのワープゲートぶっ殺す！｣
｢爆豪落ち着こ、殺しはダメだ｣
ヒーロー志望にあるまじきドえらい発言にすかさずAは制する。鋭い目付きで睨まれてしまった。
｢敵の出入り口だぞ いざって時に逃げ出せねぇよう元を締めとくんだよ！モヤの対策もねぇわけじゃねぇ…！｣
なるほど、攻撃が効かなかった私怨かと思ったがちゃんとした理由があったらしい。そういえば戦闘訓練でも小賢しいとこあったな、と思い返す。伊達に雄英生ではないということか。
その時、カサ…という音とともにナイフを持った敵が爆豪に襲いかかろうとし……
たが、驚異的な反応速度で頭部を掴み爆破して倒す。
(戦闘センスはクラスでも飛び抜けて秀でてるな…)
汎用性と高い攻撃性を兼ねたストレートに強い個性…宝の持ち腐れにならないのは扱う本人の“上手さ”からだろう。
｢生徒に充てられたのがこんな三下なら大概 大丈夫だろ｣
｢つーかそんな冷静な感じだっけ？おめぇ…｣
｢俺はいつでも冷静だクソ髪やろう！！！！！｣
｢あぁそっちだ｣
ガンガンと響く半デスボイスに足元に倒れた敵が呻いた。
｢敵起きるから静かにしよ…？｣
｢うるっせぇ分かっとるわ石やろう！！！！！｣
｢石やろう…？？｣
｢じゃあな 行っちまえ｣
と爆豪は突き放すが、
｢待て待て ダチを信じる…！男らしいぜ爆豪！ノったよおめェに！｣
ガイン、と拳を突き合わせて切島は答えた。
｢結輝はどうすんだ？｣
｢俺もついてく。誰がどこに飛ばされたかわかんないしね｣
1人で下手に探し回るよりも3人でワープゲートを相手する方が効率がいい。それは2人も同じ考えであった。
爆豪は決して口には出さなかったが。
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あかや - とても面白かったです！更新待ってます〜！ (2020年12月15日 13時) (
レス) id: 51d8bbe764 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてる - とてもよかったです(´；ω；｀) (2020年4月19日 18時) (レス) id: d34f4e9add (このIDを非表示/違反報告)
八百(プロフ) - みんなが名前を呼んでるとこでちょっと涙出ちゃいました…更新待ってます！ (2019年3月29日 21時) (レス) id: db047f61b6 (このIDを非表示/違反報告)
音春(プロフ) - 更新頑張ってください！(受験勉強も) (2018年12月1日 17時) (レス) id: f210cca1fd (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年11月16日 21時) (レス) id: 5a8ebe94bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さも | 作成日時：2018年2月9日 2時
