＃１４９ ページ9
お互い、沈黙の中で何かを通じ合ったようになっていた。
そのころ俺はずっとずっと、同じことについて悩んでいた。
Aの意志が何よりも大切だ、でも…
髪を乾かし終えて一緒に歯を磨くと、もう時計の針は10時を過ぎていた。
そろそろAも眠い頃だろう。
「なぁ、A。」
さっきから渡した毛布にくるまっているAは顔をひょっこりと出した。
「Aが怖いって思ったり、嫌だって思ったりしたら拒否してくれたらいい。」
「うん…なにを？」
「初めてを…やらない…？」
「それは…」
わかりにくい言い方をしてしまっている。
それは自分でも気づいているんだけど…言いにくい。
「そうだよね、恋人だもんね、そう思うのが普通だよね。」
「まぁ…うん…」
「今日は病院じゃないもんね。」
「うん、」
「嫌じゃないよ。」
「え…？」
てっきり、断られると思っていた。
だってAは目が見えない、そんなの怖くて恥ずかしいはずだ。
ためらうって思ってた。
「大好きな人と繋がりたいって思うのは、おかしいことじゃないもんね。」
Aは優しい笑顔で俺に話してくれた。
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Nas(プロフ) - 嵐loveさん» コメントありがとうございます！そのような甘いお言葉嬉しくて溶けそうです(´×ω×`)ずっと書きたかったお話を書きたいようにかけてとても嬉しかったです！これからもたくさんのお話を出していきますので、宜しく出来たらと思います(^-^) (2019年1月19日 21時) (
レス) id: 3fd1d0bc92 (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。とても素敵なお話ですね！感動しました！本当の話を元にして書いたと聞きました(*_*)びっくりしたよ！だけど読んで良かったです。後お花の勉強にも為りました。色々な花言葉も知ることが出来ました。また読みに来ますね！ (2019年1月19日 19時) (レス) id: 3c6a0568cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nas | 作成日時：2018年5月26日 14時
