＃１５４ ページ14
「あぁ…3時からさ、宝塚見に行かない？」
「宝塚？」
「そう。」
目の見えないAでも楽しめるもの、そしてゆっくりとできるものを一生懸命考えた。
そうなると、俺にはドラマのように聴くだけで話が伝わるものしか思い浮かばなかった。
ミュージカル、歌舞伎、舞台…
色々考えたけど、目で見る前提のものも多いなと痛感。
でも俺の記憶をたどると宝塚に行きつくことができた。
一度見たあの宝塚、目が見えないAでも歌い声だけで男役女役を判別できるなと思ったのだ。
「え！すごいね！楽しみ！」
「Aが疲れてないなら行こうと思ってて、終わって夜ご飯食べてから病院に帰ろうと思ってるんだ。」
「うん、わかった、じゃあご飯食べてから急いで準備しなきゃ。」
「大丈夫大丈夫、まだ時間はあるから。」
Aが喜んでくれてよかった。
この世界は目が見える耳が聞こえる、が当たり前でできた世界かもしれないけどそうじゃない人だってたくさんいる。
そうゆう人たちが同じ人生をどれだけ楽しめるか。
俺はAにこの人生を心から楽しんでほしい。
だからAのためならなんだってする、綺麗ごとでも何でもなく真剣に思ってること。
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Nas(プロフ) - 嵐loveさん» コメントありがとうございます！そのような甘いお言葉嬉しくて溶けそうです(´×ω×`)ずっと書きたかったお話を書きたいようにかけてとても嬉しかったです！これからもたくさんのお話を出していきますので、宜しく出来たらと思います(^-^) (2019年1月19日 21時) (
レス) id: 3fd1d0bc92 (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。とても素敵なお話ですね！感動しました！本当の話を元にして書いたと聞きました(*_*)びっくりしたよ！だけど読んで良かったです。後お花の勉強にも為りました。色々な花言葉も知ることが出来ました。また読みに来ますね！ (2019年1月19日 19時) (レス) id: 3c6a0568cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nas | 作成日時：2018年5月26日 14時
