七話目 ・ ページ8
高杉 side
･･･煙管の煙を吸い口から吹き出す。
するとねずみ色の煙が周りに広がったそれは徐々に消えていった。
あれから俺は呑気に足を動かしてる訳だが、森林、砂浜、海と。腐る程見飽きた景色に嫌気がさす。
それだけしか無ェのか此処は。
･･････そしてそれに伴って銀時も探している訳だがこれが一向に見つからない。
さては此処に居ねェ事は無いだろうな、
『＿＿＿＿＿ハァ＿＿＿＿＿か＿＿は』
ふっと、何かが耳に入った。一先ず立ち止まり耳を済ましてみる事に。
･･････すると、こりゃ人声だ。それも野郎の声がしてくる、確証はねぇがこれまでを推測するに銀時かも知れねェ。
だが疑問がある。アイツ何やってんだありゃ、先程から一定の間隔で何かを繰り返している。
それも気が触れる程叫びながら、それも一人で。馬鹿か何かかよ、いや馬鹿か何かだなアイツは。
・
・
『かめ＿＿＿＿＿＿は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿はァ』
･･････野郎の声を頼りに何とかある程度近くまで来る事が出来た。のは良いものの、煩い程に騒ぐもんだから近付くだけでも頭痛がして来ちまう、
煩ェな辰馬かよ、全く。
だがこれで解った。あの馬鹿さ加減と良いとことん聞き慣れたあの声は間違いなく銀時だ。
丁度木陰に隠れてる所だ。まず声掛ける前にあのアホ面でも拝んでやろうかねェ。
物音を一切立てずに木陰から顔を覗かせる。
すると････、
高杉『････』
『波ァァァァーーーーッ！！！！！･･･んー、やっぱり何か違うな。こう手から狐出す感じで、』
するとまた先程の言葉を何度も繰り返してるあの野郎。掴み所の無いこの光景をただ俺は唖然と見つめていた。
野郎。ソイツは銀髪を輝かせ、渦模様の着流しに普段死人の様な目をこれでもかと光らせていた。
そう、野郎と言うのは紛れも無く銀時た。
･･･だが、
何やってんだアイツ。
当の本人は体制を崩さずに、ただ無我夢中に腕を引いては突き出しを繰り返していた。
それも無駄に随分と獣を狩る様な目付きで。
その目はあの日銀時とぶつかり、破門されて無かったと叩き付けられたものと同じだ。
･･･一言言う。
俺ァ空知にやらされたギャ〇ック砲は知ってる、だがそれ以外は毛程も知らねェ。
アレは粗方ギャ〇ック砲と同等の部類の奴だろうな。多分。
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奥宮(プロフ) - ライキさん» あばばばば本当にコメああありがとうございます！！マジで心臓はち切れんばかりに褒めちぎられて死ぬかと思いました･･･。かなり亀更新ですが、これからも色んなキャラと絡ませて行くので気長にお待ち下さい！！絶対完結させますので！ (2023年3月16日 21時) (
レス) id: 6e2eb1af59 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - 初めまして！いつも楽しく拝見させてもらっています！定春とシュシュを重ねて泣いてしまう銀さんに「うぉぉぉん」となり(？)、コメントさせてもらいました！ 更新楽しみに待ってます！！ (2023年3月16日 21時) (レス) @page50 id: 917478dea8 (このIDを非表示/違反報告)
奥宮(プロフ) - 凛さん» コメ有難う御座います！ま、まさか楽しみにこの小説を待って頂いてる方がいるとは･･･！！テスト期間中でちと小説の更新が遅くなってしまいましたが、何かやる気出てきたので投稿しますね！本っっ当に有難う御座います！ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 6e2eb1af59 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても面白いです！続き楽しみにしています！ (2023年2月7日 14時) (レス) @page46 id: f842e5f119 (このIDを非表示/違反報告)
奥宮(プロフ) - 依代さん» ご指摘感謝します！完全に間違えてました。すみません、変えてきます。あと、感想も有難うございます！ (2022年6月12日 22時) (レス) id: 6e2eb1af59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奥宮 | 作成日時：2022年4月24日 14時
