41日目 ページ41
私は気づいたらボロボロの状態でさまよっていた
頭の中では私の声がこだまする
その方角にまっすぐ行けと
もう、無理だ
ここで力尽きるんだ
そう思い目を閉じた
だけど気がつけばどこか分からないところ
倒れた時は狼だった
今は人の姿になっている
部屋を出て階段を降りる
ある部屋に人の話し声が聞こえる
足音が近くなり目の前の扉が開いた
そこには顔も何も知らない男の人たち
まさか、連れてかれる
殺される？
でもその人たちは違った
A？
誰それ
私は誰？
一気に一人でいることの不安が募る
1番安全そうなひ弱そうなやつを選んだ
傷も治してくれるそう
慧｢どこから来たの？｣
｢分からない｣
慧｢名前は？｣
｢分からない｣
慧｢とりあえず傷みたいから服脱げる？｣
｢あ、うん｣
慧｢もし気になるようだったら狼の姿でも大丈夫｣
｢ありがとう、、じゃあ、狼になるよ｣
慧｢でも、ほんとにそっくり｣
｢誰に？｣
慧｢5年前に居なくなった俺たちの大事な人に｣
｢死んだの？｣
慧｢うん、仲間を救ってくれてね。それの犠牲に｣
｢素敵な人なんだね、私にはできないよ｣
慧｢命をかけれるほど大事な人ができた時分かるよ｣
｢そっか｣
私はいつの間にか寝ていた
？｢俺__のひ___せ！｣
何？
｢りょ___、__す_、あい___た！｣
なんの記憶？
私の声？
どんどん流れてくる情報
頭が追いつかない
唇になにか当たる
その瞬間記憶が鮮明になり今まで忘れていたかのような記憶がどんどん走馬灯のように駆け巡る
｢りょ、すけ、みん、な、｣
涼介｢おい、、大丈夫か？なあ、おい、｣
｢みんな！！｣
侑李｢A？｣
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作者名：Ne | 作成日時：2023年9月15日 1時
