39日目大貴side ページ39
あれから月日は流れ
あいつがここに来た年から5年が経った
変わらずみんなと仲良く過ごしてるし
あいつのことも忘れたことは無い
あの薔薇も奇跡的にずっと咲き続けてる
あ、変わったことあったわ
涼介だけが歳をとってること笑
まあ、それもゆっくりだけどね笑
この日の俺は薔薇のお水を変える担当だった
だけど寝坊していつも朝変えてるのに今日は昼過ぎになった
｢ごめんよー、お待たせ！｣
ん？花弁が落ちてる
今までそんなこと1度も無かった
もしかして薔薇も消える？
俺は薔薇をリビングに移動させて
テーブルの上に置く
｢うーーん。俺が水変えるの遅かったから怒ってる？｣
涼介｢何してんの？薔薇とにらめっこして｣
｢ちょうどいいところに！なあ、見てくれよ、薔薇の花弁がさ落ちてて｣
涼介｢は？もうこいつも終わりなのか？｣
｢いや、まだそうと決まったわけじゃ｣
裕翔｢ちょっと！お風呂！沸かして！｣
｢え？｣
裕翔｢早く！｣
涼介｢わかった！｣
｢なんだ？｣
そう言ってまた外に戻って言った
慧｢なんの騒ぎ？｣
｢風呂沸かせって、いつかの騒動くらいだったよ笑｣
涼介｢とりあえず、構えとこう｣
慧｢ここまで似てると期待しちゃうね笑｣
涼介｢それよりこれ見ろよ｣
慧｢え？花弁が、、、｣
大貴｢うん、水変えようとしたらこれ｣
涼介｢あ、帰ってきた｣
雄也｢涼介、風呂入れるぞ｣
慧｢狼？｣
涼介｢おう｣
大貴｢ほんと、あの時みたいだ｣
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作者名：Ne | 作成日時：2023年9月15日 1時
