37日目涼介side ページ37
俺を毒から救ったまま目を覚まさないAは凄く綺麗でただ眠っているだけのように見える
狐族のあいつらはきちんと処分した
目を覚まさなくなってから既に１ヶ月が経とうとしている
毎日代わる代わる世話役をつけて今日は俺の日
早く目覚ましてくれ
今まで冷たい態度取って悪かった
この手でもう一度抱きしめたい
その手で抱きしめ返して欲しい
｢うっ、、｣
涼介｢おい！A？｣
｢りょ、す、け？｣
涼介｢そうだ！どこか痛いとこは？ない？｣
｢あり、が、と、みんな、だい、す、き、だ、よ、、、｣
そのまま目を閉じた
涼介｢うそ、だろ、おい！おい！起きろよ！なぁ！涼介って呼べよ！なあ！｣
慧｢なに！？おい、何してんの！落ち着けって！｣
裕翔｢涼介！？｣
宏太｢涼介抑えてて｣
いつの間にかみんなが集まってる
慧｢残念だけど、、もう、、、｣
涼介｢は？嘘だろ、さっき目覚まして、名前呼んだんだぞ、みんな大好きって言ってたんだぞ。なわけねえよな、なあ！？何とか言えよ！｣
裕翔｢落ち着いて、みんな受け入れられるわけないじゃん｣
涼介｢俺のせいだ、なんで最後に謝らせてくれねえんだよ、最後の最後まで大好きって、俺が殺したようなもんじゃん｣
光｢馬鹿な考えはよせよ｣
涼介｢あいつも不死身になったんだろ｣
侑李｢だけど、これが現実だよ｣
涼介｢俺はもう不死身じゃねえ、分かるか？この命をかけてあいつに許してもらう｣
雄也｢あいつはそんなこと望まねえよ、お前が1番分かってんだろ｣
大貴｢1番遠くから誰よりも大切にしてたじゃねえか、あいつの分も生き抜くんだよ｣
涼介｢でももう無理だよ。俺の前でもう、誰も居なくなって欲しくない｣
侑李｢それはみんな同じ、とりあえず、Aを綺麗なままどうにかしなくちゃ｣
宏太｢一旦出よう｣
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作者名：Ne | 作成日時：2023年9月15日 1時
