15日目 ページ15
なーんかお腹すいちゃったなー
コソッとキッチン行っちゃおー
時間？わかんない
とりあえず冷蔵庫あける
うーん、何にするか
チャーハン！
絶対この時間に作って食べるものじゃないのはわかってるけど衝動が抑えられなかった
材料は全て揃ってる
食材を全てみじん切りにしてさぁこれから炒めようと思った時
ｶﾞﾀｯ
ん？誰だろ
裕翔｢なーにしてんの！｣
｢夜食作ってる｣
裕翔｢俺の分ある？｣
｢明日のお昼に温め直せるように多めに作ったよ｣
裕翔｢じゃ、俺も食べる｣
｢了解！待ってて｣
涼介｢飯か？｣
裕翔｢夜食だって！涼介も食べる？｣
涼介｢ああ、欲しい｣
｢あ、涼介は夜ご飯まだ残ってるよ。来なかったから｣
裕翔｢え、そうなの？遅かったら問答無用で捨てられてたけど、それ聞いたら少し安心。笑いくら遅くなってもあるって安心出来る。てか、今帰ってきたの？ずっとやってたの？｣
涼介｢そうだ。明日休みだしちょっと食べて寝たらまた行く｣
｢無理しないでね、温め直すからいっぱい食べて｣
涼介｢時間が迫ってるんだ、ゆっくりしてられっか｣
裕翔｢あたんないよ、Aは心配してくれてるんだから｣
涼介｢はぁ、紅月の日はもう1年をきった。狐の奴らもこの前追い詰めたとはいえ回復しているだろう。薔薇の子も現れたと知られたら、、、本格的に始まるかもしれん｣
｢紅月？｣
裕翔｢月が紅いんだよ。その日は妖が完全復活をする。俺らは狐族に勝たなきゃ行けない。何がなんでも｣
｢そ、そうなんだ、、、｣
涼介｢だから、鍛えなければ｣
｢でも体壊したり元も子もないよ。無理だけはやめてよ｣
涼介｢ふっ笑お前人の心配ばっかしてっと痛い目見るぞ｣
裕翔｢わー！涼介が女の子の前で笑った！｣
涼介｢うるせ！俺は一旦風呂入る。その間に用意しとけ｣
｢わ、分かった｣
裕翔｢涼介も素直じゃないよな。嬉しいくせにさ。心配してくれる人がいて｣
｢心配してくれる人ってお母さんとお父さんはいたでしょ？それにみんなだって｣
裕翔｢いたけど、それは家族からのね。身内はそりゃ心配するでしょ。でも他人からの心配はそうそう向けられないじゃん？｣
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作者名：Ne | 作成日時：2023年9月15日 1時
