12日目 ページ12
雄也｢いらっしゃいませー！何だ、お前らかそっち座って｣
裕翔｢あ、いらっしゃい！｣
大貴｢今日のメニューは？｣
裕翔｢えっとねー和定食だったらこっちで洋定食だったらこっち！｣
侑李｢僕とんかつ｣
大貴｢じゃー、ナポリタン！｣
｢とんかつにしようかな？｣
裕翔｢了解！涼介に3人が来たって伝えとく！｣
雄也｢はい、水どうぞ。服買えた？｣
｢ありがとう。うん！服の他にも色々買えて久しぶりに楽しかったな、、｣
雄也｢買い物とかしないの？｣
｢ほとんど、お屋敷に揃ってたから外に出る機会はほとんどなくて、おばあちゃんと暮らしてた頃はよく出かけててそれ以来かな笑｣
大貴｢いつでも連れてくからさ遠慮なく言ってよ｣
雄也｢うん、せっかく自由にできるところに来れたんだし。もう中に篭ってなくていいんだよ？｣
涼介｢そうだな、連れ出してやってあげてもいい｣
侑李｢あ、涼介珍しいね前に出てくるなんて。あと素直じゃないね、そんな言い方したら嫌われるよ？｣
涼介｢うるせえ。これで嫌うやつなんかそれまでの話だろ。今から作るからゆっくりしてけ。雄也これ3番卓｣
雄也｢はいよ！｣
裕翔｢ツンケンしてて嫌だろうけど、ちゃんと会話できるくらいだから大丈夫！｣
侑李｢懐に入っちゃえば全然違うから笑｣
大貴｢全然想像つかないよな笑｣
周りは珍しく出てきた涼介にキャーキャー言ってる
｢あのー、こんな騒がれてると全然ゆっくり出来なくない？｣
大貴｢まあ、慣れだな｣
私が来た時には女性のお客様が多くて
あ、侑李くんに大貴くんだ！こんなに揃ってるなんてラッキーとか何とか言ってて
それプラス一緒にいる子誰だって目線で痛い、、、
ただ、このお店のいいなって思ったことは奥の方に個室があってそこからちょっと歳が上の客層の方たちが出てきてそういう気遣い凄く素敵だと思った
その後に出てきた料理はどれも美味しくて、ボリュームもあっておかずも全部あっという間に無くなった
大貴｢Aさ普段からその量食べるの？｣
｢いや？お屋敷にいた頃はバランスよくは出てたけどこの定食に比べたら凄く量は少なかったかな。これの4分の1くらい。おばあちゃんと暮らしてた頃より凄く量が少なくてお屋敷のご飯はこういうものなんだって暮らしてた｣
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作者名：Ne | 作成日時：2023年9月15日 1時
