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きっつー
山田「じゃーな」
有岡「無くなったものこれで全部?」
「うん。」
山田「じゃ、帰るか」
有岡「帰りながら話しようか?」
逃げられそうにない
大学の門を出て1番に発したのは涼介くん
山田「手大丈夫?」
少し赤くなっていた
「うん平気」
有岡「もう、無茶するなよ」
「登場の仕方イケメンすぎじゃない?」
山田「大ちゃんいたからそうでも無いかも」
有岡「なんで俺いたら違うくなるんだよ!なんなら増すだろ!!」
「ふふ笑」
有岡「笑うな!」
山田「また何かあれば必ず言えよ」
「そんなヤワじゃない」
山田「でもな、何かあってからじゃ遅いから。ほんとに」
有岡「しかも、原因は俺らだろ?それでAちゃんが怪我したら俺一生後悔する」
「わかった」
有岡「いい子!」
ガシガシ
雑に頭を撫でられる
「ざつい!」
山田「そうだぞ、女の子は優しく扱わないとこうやって」
ポンポン
「近い!」
2人してなんなの!
私乙女ゲームの世界にでも入った!?
「2人ともありがとう」
有岡「おう」
山田「いいんだよ」
かすかに感じた心臓の弾む音
小さい時に感じたはかないあの頃のメロディが
今新しく始まろうとしている
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作者名:Ne | 作成日時:2020年7月9日 2時