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朝、顔洗うために洗面所の鏡みて絶句
「だれ」
本当にわたし？
目がパンパンに腫れてて
理由は泣いたからなんてすぐに分かる
あの後もずっと考えてて寝れなくて
色々やったけど腫れは引かないし
最終手段として顔を隠したけど
智「A？なんで顔見せてくれないの？」
智くんはほんとに鋭い
5人の中で1番って言ってもいいぐらい鋭い
「ん…目にゴミが入って」
目にゴミが入って泣いたなんてわかりやすいうそをついた
んなわけねーだろってバレたけどそれ以上聞いてこなかったから安心しちゃった
ふいに和くんと目があって
和「A…」
名前を呼ばれたのに行かないのは避けてるみたいになっちゃうから
「……ん？」
別に和くんと距離を置こうなんて思ってない
ただ、少し考えちゃって
和くんが私のこと好きなんてって
ご飯食べて学校に向かう
みんなが私の目のこと気にかけてくれて
まーくん「目大丈夫？」
潤「教室まで一緒に行く？」
泣きすぎで目が腫れただけなのに…ほんとに嬉しかった
桜「A！！おはよ〜！」
「おはよ！」
ばったり桜と校門で会って
桜「目どうしたの！！」
「腫れただけだよ」
桜「なんかやったの？！」
5人のことをじーっと見て
翔「なんもやってねーよ」
潤「やってないっすよ」
まーくん「やってないよ！？ね？！」
和「…やってねーよ」
智「んふふ」
桜「ほんとにー？」
「大丈夫だから」
桜「…分かった。じゃあ行こ。中学生ばいばい」
「潤くん、…和くんばいばい」
「「おう」」
教室に入って前にいる桜がふりかえった
桜「A？なんで泣いたの」
「…んー桜ってハチマキ交換知ってる？」
桜「え？知ってるけど」
「どういう意味なの？」
桜「両思いになれるとか？」
「…そうなんだ」
桜「え！？誰かに申し込まれた感じ？？」
「いや、なんかね」
桜「なにそれ！教えてよ」
「やろうって言われたけど私となんかやってもね」
桜「なにそれ！Aだからいいんじゃないの？」
「そうなんだけどさ」
いくら親友っていってもあの黒い闇は言えない
こんどこそ誰もいなくなっちゃうから
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作者名：ぶり。 | 作成日時：2017年10月13日 17時
