156.『地獄の旅の始まりだってさ』 ページ9
Aside
そして出発の日。
あれから毎晩夜な夜な練習し、銃は5発に1発は的の中心付近に当たるレベルまで成長した。
それと、もうひとつのピストルもある程度扱えるようになった。
あれは、ワイヤー銃。某名探偵の宿敵の怪盗さんが使ってるみたいなやつ。
武器は銃を3人で2挺弓と矢とナイフを武器庫から選んで持ってきた。
俺はちゃっかり練習で使ってた銃を2挺のうちに入れた。
ついでにワイヤー銃も持ってきた
エ「それじゃ行ってきます！」
「うわぁぁんエマァァ！」
こんな感じの会話を聞き流し、ヴィオラから帽子を受け取る。
「痛かったら言わなきゃダメだよ」
「ガマンしちゃダメだからね」
エ「うん」
「レイもAも！危なかったらちゃんと逃げてね！」
「『おう』」
そんな会話の後ギルダが意を決したように口を開いた。
ギ「オジサン1ついいかしら。2人を無事に帰してね
危険な旅だって分かってる。オジサンにとっても…
避けられない事故だって怒ってしまうかもしれない……わかってるだからこそ
もし何かあって途中で引き返すことになっても、誰か1人は必ず生きて帰して」
オ「……それは"お願い"か？」
オジサンは睨みつけながら聞くけどギルダは真っ直ぐ視線を返して、
ギ「いいえ私の"心積り"よ。エマ、レイ、A。誰も帰ってこなかったら次は私がシェルターを壊します」
と、言う。オジサンはめんどくさそうに睨んでからまた俺達に背を向けた。
それを目の隅に写しながら俺達はギルダに近づく。
そして、ぎゅッとハグしてから
ギ「絶対無事に帰ってきて、1人でも死んで帰ってきたら許さないんだから…！」
そう話して、出発した。
ヴィ「オジサン、_____________」
俺達の気付かぬ間にヴィオラがそんな事を言っていたなんて誰も知らない。
オジサンが目を見開いて一瞬だけ取り乱したのを気付いた人はいない
・
タタタタ
と、結構なスピードでオジサンを追いかけ走る。
うおおおおお！！序盤から全速力！！、とかいう思いが2人から伝わってくる。
俺としては全力出せばオジサンの隣を走れる。脳筋舐めんな！…誰に言ってんだろ…
ま、体力温存のために2人の隣を走ってるけど…
オ「遅ェ」
シュタタタタと前を走るオジサン
すげぇな、あのペースで走っといて汗1つかいてない…
157.『全力疾走と開始の合図』→←155.『…俺は死者で生者…ってことか…』(ちょっと改変
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透 - うわこれ求めてたやつやん…… (2020年12月3日 1時) (
レス) id: 3bb721340a (このIDを非表示/違反報告)
mayu0809!(プロフ) - めっちゃ好きです！ (2020年11月29日 15時) (レス) id: 844f4b1a91 (このIDを非表示/違反報告)
ただの猫好き - 『シュティル』って名前で読んでたら「シュティル」がでてきたwww (2020年10月6日 3時) (レス) id: bd6f1862b8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - 咲さん» 返信遅刻でごめんなさい！コメントありがとうございます！！お待たせしました！！待っていて下さりありがとうございます！これからもゆっくりとですが完結目指して頑張ります！！ (2020年9月16日 18時) (レス) id: 49247f9769 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - トゥルピカさん» 返信遅刻でごめんなさい！お待たせしました！待っていて下さりありがとうございます！！お察しの通り亀更新ですが頑張ります！！ (2020年9月16日 18時) (レス) id: 49247f9769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ | 作成日時：2020年5月16日 11時
