190.『……』 ページ43
Aside
オ「置いて行って」
そんなオリバーの言葉に、その場がシン…と静まる。
オ「俺達を置いて行ってルーカス、ローガン」
ル「"置いて…行け"?何を言っている?……オリバー」
戸惑った声を上げるルーカスにオリバーは哀しそうな笑顔で
オ「言葉通りだ、俺達…エマとA以外の重傷者7人を、ここに置いて行ってくれ…
そうすれば全て解決する。まず…あの二人がエマを最短の道で連れ帰り、そして他の皆は…ルーカスが元来た3週間の道で安全に帰る…
オ「
と、語った。それに、ルーカスは「バカな…!!」と零して、ローガンは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
オ「もう……十分だよ、ルーカス、ローガン
助けてくれた…知識を…技術を…生きる目的を……そして家族をくれた。俺達の
父親がいたなら…こんな感じだったのかなぁ……ルーカスとローガンは俺達にとって大切な恩人で
ジ「そうよ…だから…みんなで決めていたの」
ソ「ええ…最初から」
オ「覚悟はとうにできている
足手まといになりたくない。ルーカスが…ローガンが…皆が、エマが…生き残るために、俺達をここへ置いて行ってくれ」
そんなGP組の言葉の後。
ル「だめだ…置いて行けない……君達を置いて行くなんて____」
レ「誰も置いていかねぇ。」
ルーカスの苦し紛れ言葉をレイが遮る。
流石、エマの家族…、とレイをちらりと見て思う。
レ「エマは助ける。全員でも帰る」
オ「ああ、そうじゃなきゃ他でもねぇ、
レ「俺があんた達と帰る」
ヴァ「え」
レ「ナイジェルとヴァイオレットと3人で、絶対にあんた達全員、無事にシェルターへ連れて帰る」
ナ「でも、それじゃエマは…」
レ「オッサン。あんたにエマを任せていいか?」
オ「任せろレイ。お前の親友は、俺が必ず連れ帰り助ける」
そんな会話の後、時間の流れは異常に早く感じた。
原作通り、と言えばそうだけど、自分にできる精一杯の作業を始めたせいで会話さえまともにする暇がなかった。
気が付けば、ここを出る準備が整っていた。
レ「それじゃ、全員、準備はいいか?」
と言うレイの確認の後、全員が歩き出した。
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透 - うわこれ求めてたやつやん…… (2020年12月3日 1時) (レス) id: 3bb721340a (このIDを非表示/違反報告)
mayu0809!(プロフ) - めっちゃ好きです! (2020年11月29日 15時) (レス) id: 844f4b1a91 (このIDを非表示/違反報告)
ただの猫好き - 『シュティル』って名前で読んでたら「シュティル」がでてきたwww (2020年10月6日 3時) (レス) id: bd6f1862b8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - 咲さん» 返信遅刻でごめんなさい!コメントありがとうございます!!お待たせしました!!待っていて下さりありがとうございます!これからもゆっくりとですが完結目指して頑張ります!! (2020年9月16日 18時) (レス) id: 49247f9769 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - トゥルピカさん» 返信遅刻でごめんなさい!お待たせしました!待っていて下さりありがとうございます!!お察しの通り亀更新ですが頑張ります!! (2020年9月16日 18時) (レス) id: 49247f9769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナシ | 作成日時:2020年5月16日 11時