転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人 4【約束のネバーランド】【男主】

173.『またも現れるイレギュラー』 ページ26

『…で、その"彼ら"…って？』

話はほとんど原作と同じだったけどルーカスのことが伏せられてた…
しかも"彼"じゃなくて"彼ら"で、複数人…誰……？

そんなことを思っていると奥から2人の男の人が出てきた。
1人は片腕がなく、もう1人は足を引きずってる…いや足がない。足首から下がないから引きずってる見えるのか。

「初めまして、僕はルーカス。こっちは、ローガン」

そう言うルーカスにローガンと言われた男は軽く会釈する。
ローガン…ルーカスよりもずっと年上…40代後半とかその辺か…？
そんなことを思いながらも、つられて俺も会釈して、もしかして…と思って

『……ヴィオラの、父親…？』

と、何も考えずに呟いた。そしたらその場の全員が驚いてた。
ローガン、ルーカス、オリバーは特に…
えーと、この反応だとあたりでいいよね…え、不安なんだけど…

「ヴィオラは生きてるのか？わかるのか？」

少し震えた声で聞いてくるから

『え、はい…』

と言うと感激したような顔をするローガン
俺が戸惑っているとルーカスが

「ヴィオラ、髪色や目の色が母親譲りで言われなければ気づかれないことの方が多いんだ…」

と、補足してくれた。
確かに、髪色も目の色も全く違うもんな…言われなくても気付かないのも無理はない…
でも、今までのヴィオラの言葉と前世の記憶でローガンがいなかったのを考えると意外とわかるよな…

そんなこともありつつもご飯を食べたり(エマから1口貰うだけ)着替えたりして寝ることになった

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