転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人 4【約束のネバーランド】【男主】

163.『……』 ページ16

Aside

パチパチ…という焚き火の音を聞いてぼーっとしていると
ふと、エマが話し出した。

エ「みんな無事元気でいるよね」

レ「は？」

エ「今ここに一緒にはいないけれど。シェルターのギルダ達も、ハウスのフィル達も

旅に出る前にオジサンに言われたの。その判断は正しいかって。

言われなくても分かってる

ふとした瞬間に怖くなるの。これで正しいか、間違ってなかったか。
ゴールディ・ポンドへ私達だけで旅に出て正しかったのか

一旦でもフィル達を置いて来て正しかったのか

ノーマンを行かせてしまった＿＿あれは？

ふり返っちゃいけない、前だけを見なくちゃ。私は迷っちゃいけないわかってる

＿＿でも、怖い。もし選んだこの道が間違っていたら……

"自分の理想が判断が仲間を殺す"

その恐怖や苦しさだって私達は知ってる……けど

それで仲間全員を失ってしまったのなら。
オジサンはどんなに恐ろしく辛かっただろう

考えてたあの壁の"help"の意味。この3日オジサンを見ていて思った

レイ、A。私やっぱりオジサンと話したい
2人の言うこともわかるけど｣

エマの話を黙って聞いていたらエマは最後に

エ「うん！駆け引きなんてやめよう！｣

そう言ってオジサンの方へ走って行ってしまった。

レ「えっ！？ちょっオイ！」

すぐさまレイもエマを追いかける。
あれまぁ…………つーか、「ふり返っちゃいけない、前だけを見なくちゃ。私は迷っちゃいけないわかってる」……ね…
そんな風に呆れながら銃を背負ってから俺も2人を追いかけた。

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