162.『3日目…疲れるな…これ…』 ページ15
Aside
3日目の朝
オ「行くぞ」
そう言ったオジサンについて歩く。
眠い…
夜中に鬼に襲われた。昨日一昨日両方…
俺達全員、ほとんど眠れてない。
対してオジサンは超元気。
オ「群れを逸れた迷子じゃね?単独なだけよかったな」
とかはっはと笑い飛ばされた
眠い目をこすりながら辺りを警戒して歩く。
「「!」」
エマとレイがハッと何かを感じ取った
『!』
そして俺もワンテンポ遅れて鬼の気配を感じ取る
下を見れば大きな野良鬼。
できるだけ気配を抑えて見つからないようにやり過ごす
・
そしてお昼ご飯の時間
エ「今日のお昼ごはん全然見つかんなかったね」
レ「おう」
そんな会話をするエマの手にはちまっとした小さな実だけ
エマとレイは鞄からギルダが持たせてくれたパンを取り出す。
俺はエマから小さな実をもらった。これだけで満足なんだよな…
『「「いただきます」」』
そう言って実を口に含み口の中でコロコロと少し弄ぶ。
んー…ふつうの木の実…
少し味わってからゴクリと飲み込む
残弾数は28発、残り2日。
まぁまぁまぁ、絶望的なのは変わらないけど一応セーブは出来てる。
…大丈夫。なんとかなる…
・
そしてまた時間が流れて夜
エ「見て!もうA07-63。A08-63まですぐそこだよ。思ってたより早く着きそう!」
エマはそう言ってペンを見せる。
エマの嬉しそうな顔に俺もレイも少し顔が綻んぶ
ただしすぐに疲れた顔になる…普通に疲れた
エマが食料を探しに行ったのを目の端に写してから
レイと話す
『初日のアレ以来…何も仕掛けてこない…』
レ「あぁ、
地図にない2つの道を知ってるから、少なくとも行って帰ってきたことがある…ね
レイと目を合わせるとコクリと頷き
レ「エマ、話がある。明日オッサンが…」
そう言ってレイがエマの方へ振り向いて言うと
エ「ジャーン今日の晩ごはん」
キラキラした笑顔で大量の木の実を右手にトカゲを左に持っていた。
『「……」』
俺とレイは思わず黙り込む。このレイとエマの温度差よ…
エ「だいぶさっきまでの森でも見つけるコツわかってきた。トカゲってどうグプナすればいいんだろ」
そうな風に言うエマにレイは少し呆れたように黙ってから
レ「……貸してみろ普通に捌けば…昔本で読んだ」
そんな風にして火を焚き、ご飯を食べる。
369人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人【約束のネバーランド】【男主】
転生トリップしたけどやっぱり俺は一般人2【約束のネバーランド】【男主】
もっと見る
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
透 - うわこれ求めてたやつやん…… (2020年12月3日 1時) (レス) id: 3bb721340a (このIDを非表示/違反報告)
mayu0809!(プロフ) - めっちゃ好きです! (2020年11月29日 15時) (レス) id: 844f4b1a91 (このIDを非表示/違反報告)
ただの猫好き - 『シュティル』って名前で読んでたら「シュティル」がでてきたwww (2020年10月6日 3時) (レス) id: bd6f1862b8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - 咲さん» 返信遅刻でごめんなさい!コメントありがとうございます!!お待たせしました!!待っていて下さりありがとうございます!これからもゆっくりとですが完結目指して頑張ります!! (2020年9月16日 18時) (レス) id: 49247f9769 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - トゥルピカさん» 返信遅刻でごめんなさい!お待たせしました!待っていて下さりありがとうございます!!お察しの通り亀更新ですが頑張ります!! (2020年9月16日 18時) (レス) id: 49247f9769 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナナシ | 作成日時:2020年5月16日 11時