しあわせになるために２ 【山下健二郎】

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「 行ってきまーす！ 」









健二郎くん、今日お仕事早く行かないと行けないって




早くに行っちゃったから







今誰もいないや









でも、この靴を履くと







ひとりじゃないって、









健二郎くんがここに居るみたいで









すごく、すごく嬉しいの









「 おはよーございまーす！！ 」









岩田「 あっ、Aさん！おはようございます！！ 」









「 えっ、これ寝癖？ 笑 」









寝癖ピョンピョン立てながら嬉しそうに駆け寄って来たの









岩田「 ちょっとー笑わないでくださいよ〜！

直したはずなんだけどなー 」









「 うそ〜、岩田くん髪の毛フワフワそうなのに

結構かたいの〜？ 」








岩田くんの髪の毛触ってたら





急に腕を掴まれた









岩田「 Aさん、気になってたこと聞いてもいいですか？ 」









その顔がいつもの岩田くんとは違くて








なんだか逃げたい気持ちになった









でも、店長さんが






「 はい、そこサボらなーい 」






“ 仕事、仕事！！ ”そう言ってくれた為








その手を振り離した









「 はーい！岩田くん、仕事しよっか 」

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