しあわせになるために２ 【山下健二郎】

９１ 番外編 ページ47

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「 別に怒ってないけど、これ 要らないの？ 」






段ボールガシャガシャしたら






「 あっ、ちょっと！！やめてぇや やっと手に入ったんやで？ 」








“ やっときたスニーカー♡ ”

口元緩ませてムフムフしてる







ほんとに好きなんだなー




「 あっ、そういえば。健二郎くん次のお休みっていつ？ 」








「 んっとねー、来週の水曜日？やったかなー？

、、うわ〜ちょ、履いてみよ〜♡ 」







うわぁ、全然話聞いてくれない





目の前の健二郎くんは、スニーカーに夢中で

目をキラキラさせてスニーカーに足を入れてる





「 なんでー？どっか行きたいん？ 」








「 んー、そうゆう訳じゃないんだけど。

お母さんにさ、会ってほしいな……って 」








「 …………ん？ お母さん？、、Aの？ 」







勢いよく上がった顔、まん丸な健二郎くんの目が

さらにまん丸になってた






「 そう。そろそろ会ってほしいなって

お母さんも会いたいって言ってるし。……いや？ 」







「 いや、嫌やないけど……うわーめっさ緊張してきたわ

え、？俺会っていいん？ 」





「 うん、会ってほしい 」






「 ……緊張する、、触って心臓バクバクいってるで 」






私の手を取って、その手は健二郎くんの胸へと移動した




思ったよりも厚い胸板に、きゅん胸が音を立てた





「 やばない？ 」






「 っえ？……あっ、うん 」






それどころじゃないよ。




また新しい健二郎くんが発見できて


すごく嬉しい気持ちになった。





あれ、？





……私って変態？

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