しあわせになるために２ 【山下健二郎】

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「 う"ぅー 」





外に出れば、鼻がツンと痛くなるほどの寒さだった









健二郎くんと出逢ったのはまだ、暖かい時期で


健二郎くんと出逢って約4ヶ月も経ったんだ





色々あったな




健二郎くんに出逢って、私の知らないことたくさん教えてくれて

本当にすごく感謝してる








「 結構寒いなー 」







「 ね、もうすぐ雪降るかなぁ 」







「 雪か、北海道はもう降ってんねんて 」







「 へーー、初雪……見たかったな 」








健二郎くんと一緒に





都会だからあんまり降らないかもしれないけど

雪だるまとか作ったり、雪合戦したり♡








「 夜の風って気持ちない？ 」








「 んー……健二郎くんって風好きなの？

前もバイクに乗ってる時の風が気持ちいって 」








「 あー、確かに なんやろ。なんでかなぁ 笑 」







鼻擦りながら笑ってるの








私、健二郎くんの笑ってる顔が大好きなの





大きく口を開けてね、こっちまでつられて笑っちゃうぐらい

いつも笑ってて







「 ……Aちゃん？ 」








「 なに？ 」







「 手、繋ご 」







突然の言葉に顔を上げて健二郎くんの顔みたら

寒いからなのか頬が赤くなっていて





私、期待しちゃうでしょ？







健二郎くんの気持ちが知りたいの








健二郎くんに私の気持ち知って欲しいの







その答えがダメだとしても






ちゃんと伝えさせてください









「 健二郎くん？ 」






「 ん？ 」








「 あのね、」

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