おわらいあい 2

変わらない ページ33

桜、迷惑承知である人の家に凸ります。




((ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ





野「なんやお前か、こない朝から急に来んな」

「凸っちゃいました、えへっ」

野「えへちゃうねん、うち来てもなんもないで帰り」

「何もなくてええんです、おじゃましまーす」

野「ちょ、おま、も〜、、」




.


.



野「で、なにしにきたん、俺が休んどるから励ましにでも来たんか、それとも鼓舞しにきてもきたんか」

「どっちもちゃいます」

野「ほななんや」




((ｷﾞｭｯ



「抱きしめに来ました。」

野「なんやねん離せ」

「離しません。いつものむさん物理的にちゃうけど抱きしめてくれはるから。私はのむさんみたいに上手に言葉では話せへんから抱きしめに来ました。」

「大丈夫です。私も皆もお客さんも急かしてません。ずーっと待ってます。のむさんがまた板の上に立ってくれはるの待ってます。まんげきは変わりません。そりゃ、東京行きはった方もいるけど、変わりません。相変わらずうるさくて、でもみんなあったかいです。」

野「ぉう、」

「でもこれだけは言わせてください。世界一漫才大好きなのむさんが、もう漫才やらへん、とか嫌いになったなんて言わんといてください。またきたみたさんの漫才みたいです。やから、ずーっと待ってるんでゆっくりでええんです。ゆっくりでええからまた板の上立ってかっこええ姿見せてください」

野「…まさか、お前に励まされるとはな、」

「言うてたでしょ？たまには俺の話も聞いてくれーって。まあ聞かんで一方的に喋ってまったけど。笑」

野「お前らしいわ、笑」

「ちゃんとご飯食べてちゃんと寝て万全な状態でまんげき来てくださいね！」

野「ん」

「ほな私今日多ステなんで行ってきますわ！」

野「はよ行きや」

「はいっ！どっかんさせてきます！」

野「なんやねんそれ、笑」



.



.




のむさんありがとうな




「ふふっ笑」

杉「何笑ってんきしょ」

「ん？なーんもっ！」

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