青色天然石 (ページ20)

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鍵掛けページ20

『フゥ〜終わった〜！』

だるい体をあげて背伸びをする。外はもう夕方、鳥たちが鳴いている。
生徒会室に飾られている時計を見るとあと少しで下校時刻だ。まさかこんな時間まで居るとは思わなかった。
こっちは七不思議の事で色々やんなきゃいけなかったり、大変だつっーのに。

まぁ…対価になにか貰うか。

茜｢A先輩ありがとうございます！やくそ…用事があるので先に失礼しますね。鍵、お願いできますか？｣

あ〜気を使わせちゃう…。

『いいよ、私がやっとくから。じゃぁーね〜その用事とやらをやってきなよ』

その用事が愛しのアオイちゃんだろうとニヤニヤしながら茜後輩の顔を見る。

茜｢そんな顔で見ないでくださいよ…｣

『はいはいじゃあね～』

手を振って見送った。
最後、ムッとした顔をされてしまったけれども…後輩の恋愛事情ほど面白いものはないんだよ。だって～すっごい人気な子と幼馴染の恋愛でしょ？！気になる以外の何物でもないわよ！

てか…自分聞くの忘れたぁああ！まず、急いで職員室行って適当にそこら辺に居る先生にやろう。で、猛ダッシュで旧校舎!!!
筆箱をカバンに突っ込んで、バラバラになった紙を適当に揃えて部屋から出る。鍵をちゃんと掛けて…小走りダッシュ。

『どうか花子くんいますよーに』