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no.48 ページ1
呆れたような、そしてものすごく不満そうな表情で、
麻美は私を見ている。
「もー、めんっどくさー。聞いてみりゃあいいのに」
「そ！そんなの・・・できないって」
「今までの真由の感じを見てての推測だけど、
同居人さんは真由を好いてるんじゃないかな〜」
「・・・・・・」
大学が始まった日の昼休み。
「同居人さんとはどうなった？ラブラブ？」なんて麻美に聞かれて、
私は全力でその言葉を否定した。
目を三角にして「はあ？！」と叫ぶ麻美に、
私は思っていることを話した。
私はたとえ流産してしまったとしても、
元カレの・・・タクとの子どもを授かってたってこと。
颯太さんは何度も私の話を聴いてくれて、助けてくれたけど、
たぶん私のことは確実におかしなヤツと思ってるだろうってこと。
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2016年10月5日 16時
