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いいんだよ ページ8
そう言うと、
私は椅子に座ってうつむいているユノのそばに行った。
ユノは私の手を握って、低い嗚咽をもらした。
「なん、で・・・
ミウ・・・」
「ユノ」
「おれどうしたら、
いいんだろ・・・」
「ユノ・・・」
私はユノをぎゅっと抱きしめた。
「今はいっぱい泣いて」
「・・・」
「いろんな感情があふれちゃってるときは、
そのまま外に出しちゃったほうがいい。
いっぱい泣いて落ち着いたら、
また前を向けばいいから」
ユノが私にしがみつくように抱きついてきた。
そして、大声で泣き叫んだ。
病室は哀しみに染まっていた。
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2018年12月24日 18時
