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過去 ページ37
「え？」
「あいつも過去の出来事で傷ついてるんだ。
ずっと自分を責めてる」
「そう・・なの？」
「うん。だから、はるかさんの今の話聞いて、少しうれしかった。
ユノもようやく過去から脱け出せるのかなって」
「過去・・・」
「ユノははるかさんの過去を知ったからって、
逃げるようなやつじゃないよ」
「そうかな？」
「そうだよ！って、オレはユノじゃないけど。
あいつはそんなヤワな男じゃない」
「・・・仲いいんだね」
「そりゃあね。傷心のあいつを立ち直らせたのはオレだって自負してるから」
得意げにそう言う貴史くんに、私は笑ってしまう。
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2018年9月2日 21時
