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「おつかい」完了！ ページ37
「葵！」
ちょうど車を置いてきたところなのか、
裏道から出てきたおがわらさんがぼくらを見つけて駆け寄ってきた。
「お母さん！ただいま」
「おかえり！ごめんね、お迎え行けなくて」
「ううん、いいよ」
おがわらさんはしゃがみ込んで、
あおいくんを抱きしめていた。
ふいにあおいくんから離れて、
おがわらさんはぼくを見つめた。
「ユンホさんには迷惑かけちゃったね。
いきなりお願いしちゃってごめんね」
「そんな。言い出したのはぼくなんだから、気にしないで」
「・・・ありがとう」
そのまま店の鍵を閉めて、
おがわらさんはあおいくんと家に帰っていった。
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2018年8月14日 9時
