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8-6 ページ14
「その人って、どんな感じの人でした？」
「どんな・・」
チャンミン君は一所懸命な表情になってうーんとうなっている。
「ぽく、ちらりと見たけど」
ユノ君が私たちのところまで来た。
「すごく背が高かったよね？」
「ああ！そうですね！僕らくらいはありました。
優しそうな顔でしたね」
「チャンミンが”なにか？”って言ったら、
ちょっとつぶやいて帰っちゃったんだよね？
空箱蹴っ飛ばして」
「おっちょこちょいなんですかね」
「違うって〜！
チャンミンがメンチ切るような口調だったから驚いたんだよ〜」
「やー、僕はそんな強い口調で言った覚えはありませんねー」
目の前で軽い言い合いをしている2人をよそに、
私はめまぐるしく思考をめぐらせていた。
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2018年4月11日 17時
