東方フローリスト4～U-Know&Changmin (ページ5)

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「あの」

「はい」

「私、花を飾る習慣があまりなくて・・・
　どういうお花を飾ったらいいのかわからないんです」

「そうですねえ・・・チャンミン、お話聞いてあげて？」

チャンミン、と呼ばれたもう1人のひとが、私を見る。

「何か心に響くようなお花ってあります？」

私とその人は目の前のバケツに入った花を眺める。

「う～ん・・・これといって・・・」

「そうですか・・・最近お疲れなんですか？」

「えっ？」

「お店に入ってきたとき、ちょっと疲れたようなお顔をされてたので」

「あー・・・そうかもしれないです」

「そっか・・・」

ひとりごちて、その人はまた花を眺める。

この人、日本人じゃないんだ。

その人の横顔を見て私は思った。

名前もそうだけど、しゃべり方が日本人のそれとはちょっと違う。

でも、落ち着いたトーンが印象的な会話は私でもわかるレベルだ。

もう1人の人もたぶん、日本人じゃない。

この人たち、いろいろ頑張ってるんだなあ。。。