短編・かわいい弟Last～Changmin (ページ3)

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「ぽくとつき合ったら、それはもうすごいことになったのに～。
　毎日楽しくてしょうがないですよ？」

「・・・」

「ほんと残念です。
　ぽく、自分から好きになってモノにできなかった人って田口さんが初めてですよ」

「・・・え、そうなんですか？」

「はい」

「すみません・・・」

「あはは！何に謝ってるんですか？謝るのはぽくのほうです」

「え・・・」

「いきなりキスしちゃってごめんなさい」

「あ、あれは・・・びっくりしました」

「チャンミンにはナイショにしてくださいね？
　ぽく、間違いなく殺されちゃう」

おちゃめな表情で言うユンホさんに、

私はちょっと笑みをこぼす。

「ほんとに・・好きだったんですよ、田口さん」

「・・・ありがとう、ユンホさん」

私の言葉を聞いて、ユンホさんの涼しげな瞳が優しく揺れた。

「この話はここまで！それじゃ、始めましょうか～！」

いつもの晴れやかな笑顔で、ユンホさんがそう言った。

「そうですね！」

私も負けないくらい笑顔で返した。