プリズム～君と過ごす毎日（オリジナル） (ページ20)

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no.20 ページ20

まぶしさで目が覚めた。

「お～、起きた？」

「そ、そうたさんっ」

ソファの背もたれから顔をのぞき込まれて、

私は思わずがばっと起き上がった。

「あ、あのごめんなさい！！」

「んん？なにが？」

「私、昨日たぶんすごい変なこといっぱい言ってたと思うんですけど」

「あ～・・・」

ちょっと考える顔をして、颯太さんはにっこりした。

「特にマズイことは言ってなかったよ？」

「そ、そうですか・・・」

よかった。

「元カレへの想いをさんざん言い連ねてたくらいかな」

「！！！」

「ん？」

「や、や、やだ私そんなこと・・？」

「うん」

「えええ」

体にかかっていた毛布を顔までかけてしまう。

友だちでもないのに・・・気軽すぎるよ私・・・

「おれは別に嫌とは思わなかったけど」

「え？」

「・・・むしろ役得だったかな・・・」

「？」

聞こえなかったので首を傾げたら、「別にいいよ」って言われた。

なんて言ったんだろ？

「それよりさ、腹減ってるでしょ」

ぐううう～。

「。。ぷっ」

「もう、笑わないでくださいよ！」

「いいなあ、真由ちゃんのお腹は正直だ！ご飯できてるよ、食べる？」

「・・・はい！」

気分がとてもすっきりしている。

私は笑いながら返事をした。