vol.35 ページ8
かちゃ。
ドアが開いた。
ドアの向こう側にいたのは、背の高い男の人だった。
「・・・あ、の」
なんて言ったらいいかわからなくなっていた。
だって、今私の目の前にいる男の人は、
つき合いだしてから散々ネットの画像やテレビで見ていたその人だったから。
「チャン・・・ミン・・・？」
「とりあえず・・・はじめまして？」
目を細めて、まぶしそうな表情でチャンミンは笑った。
「あ・・・はい」
「中に入って」
「はい・・・」
おずおずと部屋に入ったら、
ソファに足を組んで優雅に座っている男の人がいた。
「え？あの？」
え、この人は・・・
完全に混乱している私を見て、その人は立ち上がった。
「はじめまして、リオちゃん」
「え、なんで私の名前・・・」
「チャンミンから聞いてるから。ぽくはユンホです」
「あ、はじめまして・・・」
「こら」
イラッとした様子のチャンミンが間に入った。
「名前を呼ぶな」
「わぉ〜こわい」
「それと手を握るな！僕も握ってないのに！」
「わ〜、そんなこわい顔してるとリオちゃんヒクよ〜？」
「だから気安く呼ぶなって言ってる！！」
私の目の前で言い合っている2人を見ていたら、
なんとなくおかしくなってきた。
「こら！リオ、なんで笑ってる！」
「あ、ごめんなさい。仲いいんだなあって思って」
笑いながら言ったら、ユンホさんとチャンミンは顔を見合わせた。
「・・・いい子じゃん」
とん、とチャンミンの肩をこぶしで軽くたたいて、
ユンホさんはドアのほうに歩いていった。
「ちょっとその辺ぶらついてくるよ。リオちゃん、ごゆっくり」
「あ、はい」
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sai-sai(プロフ) - alexisさん、コメントありがとうございます！ 盛り上がって読んでもらえてうれしい！(*≧∀≦*)ええ、これはもう神並みのイタズラですよ(笑) (2017年7月23日 16時) (
レス) id: 92246d6408 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - おっほほ！事務所公認ですね！やった！ (2016年9月22日 16時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - やっと！ふたりは逢えましたね〜♪ まさかユノがメールしてたなんて( ´艸｀) 間違い電話が結んだ偶然の？いやいや！こんな確率は神さまのイタズラ！ (2016年9月19日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2016年9月17日 16時
