vol.28 ページ1
「リオ？僕だよ」
さらりとした声が、私の耳をくすぐる。
「うん、今日もおつかれさま」
お互いに”好き”なんだということを伝え合ったあの日からしばらく経つ。
私たちは変わらず電話で話している。
ほとんど毎日。
「ねえ、リオ？」
「うん？」
「今さあ・・・何してる？」
「え？・・・チャンミンと電話してる」
「・・・そうだけど。そうじゃなくて！ああ！もう」
「？？」
もどかしい、といった様子でチャンミンはつぶやいている。
「・・・リオは今、どんな所にいるの？」
「場所？えーとね、自分の部屋だけど」
「どんな部屋？」
「ん〜・・・シンプルかなあ。フローリングにうすい黄緑のカーペット敷いてて、
同じ色のカーテンひいてるよ。
ベッドはうすい水色と黄色のファブリックを交替で使ってるかな」
ウッド調の簡単なデスクの上にはお気に入りの花の雑誌、パソコン、
あと最近勉強しだした韓国語の本。
サイドには小さな花器を置いて、お花を飾っている。
今日はキンギョソウ。
白地にピーチピンクが入ったかわいらしい品種。
「ふうん・・・いい感じだね」
「そういうチャンミンは？どんな部屋に住んでるの？」
「僕？知りたい？」
「うん、チャンミンがどういうとこに住んでるか興味ある」
「じゃあ、来る？」
「え？！韓国に？！いきなりはムリだよ！それにチャンミン忙しいのに」
「韓国とは言ってないよ。まぁ、韓国の僕の家に来てもらえたらすごいうれしいけど」
「・・・だからそれはムリって」
ははは！とチャンミンが大笑いしている。
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sai-sai(プロフ) - alexisさん、コメントありがとうございます！ 盛り上がって読んでもらえてうれしい！(*≧∀≦*)ええ、これはもう神並みのイタズラですよ(笑) (2017年7月23日 16時) (
レス) id: 92246d6408 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - おっほほ！事務所公認ですね！やった！ (2016年9月22日 16時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - やっと！ふたりは逢えましたね〜♪ まさかユノがメールしてたなんて( ´艸｀) 間違い電話が結んだ偶然の？いやいや！こんな確率は神さまのイタズラ！ (2016年9月19日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2016年9月17日 16時
