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no.128 ページ26
「そっかー、早くも婚約かー」
人でにぎわうお昼のラウンジで、
麻美がばかでかい声でそう言う。
「ちょっと、麻美!声大きいよっ」
「いーじゃん、おめでたいことなんだからー。
社員登用のほうは?」
「先週受けて結果待ち」
「ま、その感じだとだいじょぶそうだね」
「だといいけどね」
「落ちたらどうするの?」
「んー・・・バイト続けながらまた受けようかなって思う」
「そっか」
「あの仕事好きだから」
「そっかー・・・真由、成長したね」
「え?」
「自分の意思で動いてる。すごくかっこいいよ」
親友に臆面もなくそう言われて、私は照れくさくなった。
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作者名:sai-sai | 作成日時:2016年10月22日 22時