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no.126 ページ24
「・・・・・・やべー」
そう言うと、颯太さんは頭を抱えてテーブルに突っ伏した。
「ど、どうしたの?」
「なんか先越された気がする」
「?」
「その話なんだけどね?」
「うん」
「そもそも韓国に住む必要ないんだって」
「え?!」
「クレバは日本が拠点だから、韓国で活動するとしてもずっと住むとかはないんだって。
ライブとかイベントの前1週間くらいなんじゃないかな。
行く回数は増えるかもしれないけどね」
「・・・・・・えー・・・」
「んーと、まぁ、こないだおれが言ったのは軽いはやとちり・・・っていうか」
今度は私が頭を抱えてテーブルに突っ伏した。
「えー・・・こんなに悩む必要なかったってこと?」
「ごめん」
「私なんかすごい恥ずかしいこと言った気がする・・・」
「おれ、プロポーズされたかと思った」
「?!」
「待ってもいいか、なんて・・・」
テーブル越しに颯太さんの腕がのびたと思ったら、
頭をぐいっと颯太さんのほうに引っ張られた。
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作者名:sai-sai | 作成日時:2016年10月22日 22時