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no.117 ページ15
颯太さんの帰りを”待つ”・・・
麻美と別れて駅に歩きながら、
頭の中にその選択肢だけがずっと残っている。
もし本当に行くんだとしたら、どのくらいの期間なんだろう?
何年も帰ってこないかもしれないとしたら・・・
私は待てるのかな?
電車の窓から見える景色を眺めながら、
私はふーっと軽いため息をついた。
「真由センパイ!これどうやるんですかあ?」
次の日のバイトで、後輩が私にマシンの使い方をきいてきた。
「これね、ちょっとわかりづらいんだ。こうやって、ここのレバー回して・・・っと」
「あ!すごい、開いた〜!」
「奥にあるから腕伸ばさなきゃだけどね」
「ありがとうございます!やっぱり真由センパイの説明が一番わかりやすい!」
「・・・そうなの?」
「そぉですよ!宮野センパイとかもー何言ってるかわっかんないですもん」
後輩は理屈っぽい男の子をズバッと非難している。
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作者名:sai-sai | 作成日時:2016年10月22日 22時