クラシック～Changmin (ページ27)

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vol.27 ページ27

「リオ、聴こえないよ？」

「え？！」

「もう一度、言って」

「ごめん・・・マックが好き」

「うん？聴こえないな」

「！！ちょっと、わざとやってる？！」

「いや、ほんとに聴こえなくて」

「ウソ！声が笑ってる！意地悪なんだから！！」

マックが、ははは！と大笑いしている。

「ごめん。うれしくて、何度も言わせたくなっちゃって」

「もう」

「あー、でも、もう一度言ってほしい」

「ええ？！」

「今度は・・・僕の本当の名前で」

そんな甘えたな口調で言って・・・

この人はいったい、どれだけ私をドキドキさせるんだろう？

でもそんなところも・・・好き。

「チャンミン・・・好き」

「・・ありがとう。リオ・・・僕も好きだよ」

☆

次の電話で、チャンミンが教えてくれた。

「電話を終えて帰ってきた僕が、気持ち悪いくらいにこにこしてたんだって。
　”あー、うまくいったんだな”って思ったらしいよ」

メンバーのユンホさんに言われたそうだ。

「そんなに顔に出てないはずなんだけどなあ」

その発言に思わず笑ってしまった私は、

チャンミンをすねさせた。

あんなに声に表情がでてるのに、顔に出てないはずがない。

わかってないんだ。

そう思ったら、おかしくてしょうがなかった。

「いつまで笑ってるんだよ」

そうチャンミンに言われるまで、私はずっと笑っていた。