クラシック～Changmin (ページ15)

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vol.15 ページ15

「ん～、マックがそう言うなら仕方ないなあ。。。じゃあ、切ろっか」

「！！」

「私明日早いんだ、朝イチで配達入ってるから」

「・・・」

「じゃあ、マックおやすみ」

明日が早いのは本当。

朝イチでホールにお祝い花の配達がある。

ホールなんて久しぶり。

「リオ、明日早いの？」

遠慮がちなトーンでマックがしゃべった。

「うん」

「じゃあ、もう少しだけ・・・僕と電話して」

今度はなんだか甘え口調。

くうんと鼻を鳴らしてしっぽを振るワンコが頭に浮かぶ。

よくわかんない人だな。

俺様みたいな態度のときもあるのに、突然甘えたになって。

・・・おもしろい。

「ん。いいよ」

私がそう答えると、安心したような空気が電話口に感じられた。

そのあとはいつもどおり。

今日お店に来た常連さんの話とか、店長のおもしろい話とか。

マックは時折はは！と笑いながら楽しそうに話を聴いてくれた。

ああ、もう、明日早いのに。

マックのそんなうれしそうな声聴いたらやめられないじゃない。

結局夜中の2時くらいまで話し込んで、

私は急いでベッドに潜り込んだ。