陽と蒼～赤編～ (ページ10)

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夕日のせい3 ページ10

『遥毅、こっちおいで、』

隣の、人が少ない売り場ゾーンに連れていく。

(やーっ(泣))

えっと、こーゆー時は、

〝ぐずったら、子どもの意見を先に聞く！〟

って、神ちゃんゆーてたな、

遥毅と同じ目線で話しかける

『遥毅ー？なんで2個買いたいん？』

(……はぁっ、っ、(泣))

『幼稚園でなんかあったか？』

(……ゆーとくんがどっちももってるってっ、)

〝できるだけ頭とか撫でた方が落ち着くよ〟

『そっか、ゆーとが言ってたら遥毅も欲しなるよな、』

頭を撫でると、遥毅がこっちにもたれかかってきた、

(うん、(泣))

『でもママ、1個ってゆってたな、？』

(うん、)

『んー、……』

どーやったら納得してくれるか、……

(……パパ、)

『ん？』

(……はるき、…する)

『ん？もっかい、なんて？』

(やっぱり、はるき、がまんする、っ)

『え？ほんまに？』

(はるき、3さい、やもん)

え、すご。神ちゃん、すげ

やろっ！By神ちゃん

『っ、遥毅！えらいなー！ありがとーな？
よし、じゃあ、どっちにする？』

(んー、こっち！)

『よーし、ママのとこ戻ろか？』

(パパ！かたのる！)

『ええよ！よっ、と、よし！いくでー！』

(パパはやっ！おちる！笑)
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心遥side

大毅大丈夫かなー……ん、？

なんか、豪速球で走ってくるよ、笑

『っはぁ、、っはい、！遥毅お菓子決めたで、』

(これにした！)

｢え、すごーい！1個に決めたん？｣

『最初ぐずってたけど、何とか頑張ったで笑』

｢えらーい！すごいじゃん！遥毅！｣

(っ、へへ、)

大毅の髪に顔を埋める遥毅

照れるといつも顔を隠す

とてつもなく可愛い