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pacific 5 ページ7
次に喋り出したのはシゲだった。
「あいつさ。俺らの楽屋きてある程度喋ったら言ったの。振り確認してもいいですかって。」
知った話で少し体が固まる。
「初めて見たよ。先輩の楽屋きて振り確認するやつ。でも超真剣なの。俺らがどんだけ後ろでふざけてても気づかない。本番はもちろんノーミスだった。でもよくは思われない。おかしいと思わない？」
「俺は認めるよ？あいつの努力も。あいつがしてきたことも。全部肯定する。」
「俺もだよ。もう後輩じゃない。気づいたらきっと同じラインに立ってるんだよ。......
Aは。」
私の名前が出てきて思わずそちらを見る。
まっすーもシゲも真剣な顔で他のメンバーに語っている。
他のメンバーは決まりの悪そうに。でも真剣に。二人の話を聞いている。
「ちょっと違う目線で見てみない？Aのこと。女のくせにじゃなくて。ほかのあいつの同期と同じように。この間入ってきたばっかなのにって。」
向かいのPちゃんがよかったじゃんと声をかけてくれる。
つぎの日からメンバーからの視線は感じなくなった。
そして淳太くんにアタマを下げられた。
「俺ができひんことをやってのけるAに、そんなAと仲良く出来る�陲舛磴鵑燭舛法⊆仕覆靴討拭�」
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作者名：うさぎ | 作成日時：2017年7月31日 21時
