１８話 ページ18
○
「…そうでしたか、それは確かに大変ですね」
現在の家庭事情すべて暴露されたわたしは、はい、と脱力しきった相槌を打つことしかできなかった。
バレちゃったものはしょうがないし、このさいもういいか。
何かが吹っ切れたわたしは、ばっと顔を上げる。
「なのでわりと生活費がやばいんです、ここで働けたりしませんか…？」
安室さんは人の良さそうな笑顔を崩さず、けど少し考える素振りをした。
うーん、対応が大人だ。
するとからんからん、という鈴の音とともに、男性が入ってきた。
「あっ、マスター！」
マスター、と呼ばれた男性は、こんにちは、と笑ってくれた。
わたしは慌ててペコッと頭を下げる。
「マスター、ちょうど良かった。
いま、アルバイト希望の学生さんが来られているんですよ」
安室さんが説明してくれたので、わたしも自己紹介する。
「はじめまして、AAです」
蘭ちゃんがわたしの幼なじみですよ、というとそうかそうか、という感じでとりあえず話を聞こうかとまた面接が始まった。
安室さんが軽く説明してくれたから、わりと話はすぐ終わった。わたしの家庭事情はやはりモロバレである。
「そうだね、学生さんがいてくれたら助かるかもね」
お昼は梓さんも安室さんもいてくれてるし、とわりとあっさり了承してもらえた。
これは採用、ということでいいのだろうか。
「夕方とか休みの日、お願いできるかな？」
マスターがにこっと笑ってくれたので、わたしは嬉しくてはい！と返事をした。
「よろしくお願いします！」
わたしはぺこっとお辞儀した。
これでわたしの生活費は少し楽になるだろう。
…けれどわたしは、ひとつやらなきゃいけないことがあるのだ。
また連絡するね、と言われたのでお礼を言って、蘭ちゃんやコナンくんにもありがとう、と言った。
気がつけば外も暗くなっていて、わたしはそそくさと家に帰った。
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みすと(プロフ) - わあああ返事遅くなってすみません(；； ) わたしも見ました、何回みても最高ですよね… こちこそ読んでくださってありがとうございます！ (2020年4月24日 13時) (
レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
なな@鬼滅あんスタ(プロフ) - 昨日のロードショー見て来たのはうちだけじゃないハズ((((作者さんありがとうございます... (2020年4月18日 9時) (レス) id: 967fb8e362 (このIDを非表示/違反報告)
みすと(プロフ) - 加々知 零さん» 黒羽快斗くん夢、書くのとても楽しかったです(つω`*)小説読んでくださりありがとうございます！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
加々知 零 - ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡快斗×夢主がヤバイよぉぉお！！ (2019年7月2日 21時) (レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
みすと(プロフ) - 木実こむぎ@Project KZ副隊長さん» 最後のセリフは絶対これで終わろう！って考えていたのでそう言っていただけて嬉しいです！本当に読んでくださり感想までお聞かせくださり、ありがとうございます！また何か書き始めたら覗いてってください(^^) (2019年5月31日 19時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすと | 作成日時：2019年5月8日 21時
