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1話 ページ1




教室の窓から宝物を太陽の光にかざして、きらきらするのを眺める。

これは日課みたいなもので、こうかざしては物思いにふけるのだ。



「まーたやってる。 ホントAは夢見がちなんだから!
いーかげん現実見なさいよ、げ・ん・じ・つ!」



わたしがあんまりぼけっとしてるもんだから、見かねた園子ちゃんが肩を叩いてきた。

蘭もなんか言ってやんなさいよ!って突然ふられた蘭ちゃんは苦笑い。



「初恋の男の子がいくらかっこよかったか知らないけど、いーかげん彼氏のひとりやふたり作りなさいよ!」



「ふたりいたら拗れちゃうよ園子ちゃん…」



手に持ってる宝物っていうのは、小さいころ男の子がくれたおもちゃの宝石。

会ったのはずいぶん前に1回だけで、もう顔も名前も覚えていない。
思い入れがあるからか、ずっと手放せないでいる。それどころか毎日毎日太陽にかざしてじっと見つめる日々。


わたしだっておかしいとは思う。自覚はある。
けれど何故か、「宝石(たからもの)をくれた男の子」の存在が、頭にこびりついて離れないのだ。もう何年も経ってるっていうのに。



「ま、Aが楽しいならそれでいいけどね」



そう言って園子ちゃんは呆れたようにため息をついて、軽くわたしをこついた。



…うん、こうして昔の出来事に思いを馳せるのが、とても楽しいんだと思う。

だったらそれでいいか、なんて思う昼下がり。



高校2年生になったわたしをとりまく環境が、また少し変わろうとしていた。






2話→



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設定タグ:まじっく快斗 , 黒羽快斗 , 怪盗キッド   
作品ジャンル:アニメ
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みすと(プロフ) - わあああ返事遅くなってすみません(;; ) わたしも見ました、何回みても最高ですよね… こちこそ読んでくださってありがとうございます! (2020年4月24日 13時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
なな@鬼滅あんスタ(プロフ) - 昨日のロードショー見て来たのはうちだけじゃないハズ((((作者さんありがとうございます... (2020年4月18日 9時) (レス) id: 967fb8e362 (このIDを非表示/違反報告)
みすと(プロフ) - 加々知 零さん» 黒羽快斗くん夢、書くのとても楽しかったです(つω`*)小説読んでくださりありがとうございます! (2019年7月2日 22時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)
加々知 零 - 。゚(゚´ω`゚)゚。快斗×夢主がヤバイよぉぉお!! (2019年7月2日 21時) (レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
みすと(プロフ) - 木実こむぎ@Project KZ副隊長さん» 最後のセリフは絶対これで終わろう!って考えていたのでそう言っていただけて嬉しいです!本当に読んでくださり感想までお聞かせくださり、ありがとうございます!また何か書き始めたら覗いてってください(^^) (2019年5月31日 19時) (レス) id: 2f6679e490 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みすと | 作成日時:2019年5月8日 21時

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