【文スト】森で30年寝てたら孫より若くなったけど元に戻った…と思ったのに薬飲まされてまたお兄さんに戻った【名探偵コナン】

6年【電話からの怒鳴り声が耳を劈くのであった】 ページ7

何とか無事に家に帰ることができた。



『ああああああああああ、久作ぅうううう。』



と部屋で悶えていると電話がかかってきた。すまほ？というものを持たされたのだがイマイチ使い方が分からない。どうやって電話をかければいいのか、久作が教えてくれた。最近の若い子は電子機器の使い方に慣れていてすごいと思う。

すまほの画面には「諭吉」と表示されている。



『ゆ、諭吉か？

え？これ、聞こえてるのか？』

「聞こえてるぞ。
そっちはどうだ？何かなかったか？」

『いやぁ、殺人事件に巻き込まれ……何も無かったぞー！』


「殺人事件……？どういう事だ？」



なんで自ら崖を飛び降りようとするんだ、私。




『お爺ちゃん、殺人事件に出くわしただけ。出くわしただけ！！

何も変わりはありませんでした。』


「……お爺様…なんでそう犯罪に首を突っ込むんだ…！！」


『出くわしただけって言ってんだろー！！！』


「アウトだ！！！」


『ごめんなさい！！』



「はぁ…Qに替わる。」




え？！久作？！
嬉れ死！！



「お爺ちゃん、大丈夫ー？」

『問題ない！！久作の声を聞いて元気出た！！』




その後、他愛もない話をして電話を切った。
誰かに聞かれているとも知らずに……。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


「…安室さん。」

「どう？何か手掛かりが…。」

「特に…誰かと電話してるみたいだけど「諭吉」って人と「久作」って人が会話に出てきた。電話相手だと思う。」


コナン基工藤新一はAと名乗る男に盗聴器を仕掛けていた。
お爺ちゃんは全く気づいてなかった。


＿＿『ん？なんだこれ？シール？』



「やべっ…バレた…？」


＿＿『……機械？私は機械類はサッパリだからよく分からんな。とりあえず……』



盗聴器から窓を開ける音が聞こえた。



＿＿『きっと良くないものだろうからな。捨てとくか。』




窓から投げ出されたのかカタっと落ちる音がした。その後に続いて潰れるような音。


「うっ……あー…。」

「…」

「壊れた。多分車か何かに轢かれたんだと思う。」

「そうか…。」

7年【子供は大好きだよ。少し我儘なくらいが丁度いい(((】→←5年【まさかー？坊やはー？】

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