第１２３話 ページ5
「本部と支部のパワーバランスが崩れることを別と
しても黒トリガーを持った近界民たちが野放しに
されている状況はボーダーとして許すわけにはい
かない
城戸司令はどんな手を使っても玉狛の黒トリガー
を本部の管理下に置くだろう
玉狛が抵抗しても遅いか早いかの違いでしかない
」
風間は優菜を睨みつけ言い切った
優菜はそれを睨み返す
「おとなしく渡したほうがお互いのためだ
・・・・・それとも黒トリガーの力を使って本部
と戦争でもするつもりか？」
迅への質問の筈なのに答えたのは優菜だった
『それもいいかもな
最近暴れ足りないし 丁度身体が訛ってたところだ
』
「こらこら話を面倒なほうにもっていくんじゃない
」
迅は苦笑いして優菜を慰めた後 風間に向き合った
「さっき優菜が言ったと思うけど
城戸さんの事情は色々あるだろうがこっちにだっ
て事情がある
あんたたちにとっては単なる黒トリガーだとして
も
持ち主本人たちにしてみれば命より大事な物だ
別に戦争するつもりはないがおとなしく渡すわけ
にはいかないな」
「あくまで抵抗を選ぶか・・・・・
おまえも当然知ってるだろうが遠征部隊に選ばれ
るのは黒トリガーに対抗できると判断された部隊
だけだ
他の連中相手ならともかく俺たちの部隊を相手に
おまえらだけで勝てるつもりか？」
「おれはそこまで自惚れてないよ
遠征部隊の強さはよく知ってるそれに加えて三輪
隊
おれ１人が黒トリガーを使ったとしてもいいとこ
５分だろ」
迅は後ろにいる優菜を指差しニヤリと笑った
「「おれ１人だったら」の話だけど
ここには優菜もいる あんたらが恐れている 「能
力不明」の黒トリガー使いだ
優菜がここに来ることはおれでもわからなかった
」
「おまえにはお得意のサイドエフェクトがあるだろ
う？」
風間の赤い瞳がギラギラと輝く
「はは・・・おれにはこいつの未来が見えなかった
「サイドエフェクトを封じる」これがこいつのサイ
ドエフェクトだ」
「こいつ」の正体を瞬時に理解した遠征部隊の隊員たち
心無しか余裕の無い表情になってきた
『ジンさん サイドエフェクトのことはしゃべるなっ
てあれほど・・・・・』
怒りの形相で迅を少女は睨んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ワールドトリガー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
