第１４０話 ページ29
「今回戦ってもらうのは「初心者レベル」の相手・
・・・・
君たちも見た事のある大型近界民だ 訓練用に少し
小型化してある 攻撃力はないがその分装甲が分厚
いぞ
制限時間は１人５分 早く倒すほど評価点は高くな
る
自信のある者は高得点を狙ってほしい
説明は以上！各部屋始めてくれ！」
嵐山の言葉の元、各部屋始まった
優菜は椅子に腰掛け、部屋の様子を見ていた
『((普通・・・・だな))』
ぼーっと様子を見ていると近くに数人の少女たちが寄ってきた
その悪意のある瞳を見た優菜は『何か用？』と立ち上がり訊いた
「あんたさ、嵐山さんとどういう関係なの？」
気の強そうな１人の少女が訊いた
少女は首を傾げ答える
『恩人・・・・・か？』
『恩人だな』少女はうんうんと頷く
少女たちは冷や汗を少し流して声を荒らげた
「嵐山さんに近づくんじゃないわよ！？」
「どうせ嵐山さんに媚を売って早くＢ級に上がろう
と目論んでるんでしょ！？」
『べつにこび？なんか売ってないんだけど』
優菜は言う
『さっきアラシヤマが言ってただろ？Ｂ級に上がる
にはポイントを『４０００』まで上げなきゃいけ
ないって
どんなにこびを売ったって上がれないぞ』
優菜は少女たちを睨みつけた
『こび売って上がれるなら皆そうするだろ？
ここはボーダーだ 実力がものを言う場所だ こび
売ってる暇があったら実力をつければいいだろ』
すぅと目を細くする
『それにさ さっきからわたしに突っかかってるけど
・・・・・
おまえら嫉妬してるだけだろ 見ればわかる』
そう言えば目の前の少女たちは顔を真っ赤にした
図星のようだ
「なに・・・言ってんのよ！？」
『お？』
ドンッと胸元を押され尻餅をつく
そういえばこいつらもトリオン体だったなと優菜は考えた
「ユウナ・・・・・！」
遊真が駆け寄り手を貸した
『大丈夫だよ これくらい』
優菜はポンポンとお尻の所を払い言った
近くにいた修と木虎も寄ってくる
「どうした？優菜」
「何があったの」
Ａ級の木虎と修の胸元の「Ｂ級」の文字を見た彼女たちは顔色を変えそそくさと退散した
その後ろ姿を優菜はジッと見つめる
「あなた 何されたの？」
木虎が訊いた
少女はキョトンとした後、笑みを浮かべる
『別に何もされてないよ』
ああいうヤツらは実力を見せれば直ぐに逃げてくんだから
さっきみたいに＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ワールドトリガー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
