第１３６話 ページ25
栞たちが居るであろう部屋の前まで来ると彩月は廊下の奥を指差し笑みを浮かべた
「私はこれから髪の毛の乾かしに行って来るから後
は栞ちゃんに訊いてね？」
優菜はこくりと頷き部屋へと入って行く
それを見届けた彩月は部屋に背を向け歩き出した
「これで・・・・・いいのよね 迅」
パジャマのポケットから彩月は端末を取り出した
電源を入れ、彩月は迅から送られてきたメールを見る
「風刃・・・・・本当に 良かったの？」
彩月は目を瞑る
あんなに、あんなに苦労して取った風刃
私は知ってるのよ？貴方がどんなに嬉しそうにしていたのかを＿＿＿＿
端末をホーム画面にして少女は俯く
その画面には旧ボーダー時代の皆が映っていた
もう、諦める事なのかしら
もう、楽しかったあの頃には戻れないんだから
ブツリ
電源を切り真っ暗になった画面には少女の冷たい目だけが映っていた
少しだけでもいい、幼なじみの私を頼ってくれてもいいのに
貴方はやっぱり頼ってくれない
私は貴方にも負けないくらい強くなったのに、いつも未来を視ては暗躍する
少女の脳裏には迅の恩師の顔が思い浮かんでいた
「貴方なら・・・・・最上さんなら・・・・・どう
していましたか？」
どうか、私に教えてください＿＿＿＿
少女の呟きだけが廊下に響いた＿＿＿＿＿
.
.
.
黒トリガー争奪戦後、正式に空閑 遊真・優菜の入隊が認められた
そしてそれと同時に迅 悠一のＡ級隊員への降格が決まる
正式入隊日まで各々力をつけて行った
そして運命の日は訪れる
１月８日
沢山の白いＣ級隊員である証拠の隊服の中、二つの黒い隊服、そして四つの玉狛のエンブレム
その黒い隊服を着た2人はニヤリと笑みを浮かべた
『「さあ いよいよスタートだ」』
それぞれの目的へ＿＿＿＿
未来は交差する＿＿＿＿＿＿＿＿
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
