第１３１話 ページ20
「やれやれ・・・・・やっぱこうなるか」
迅の持っていたブレードの周りに緑色の光の帯が現れる
「「！！」」
風間と太刀川が驚きの表情を浮かべた
迅は壁にブレードを走らせた
『へぇ・・・・・あれが『風刃』』
優菜は呟くと同時に黒トリガーを起動した
白いパーカーから赤のラインの黒い軍服姿に瞬時に変わる
「！？」
驚き構える風間と太刀川
迅の光の帯は壁を伝い菊地原の首をはね、優菜の武器が形を変えたと同時に歌川の片腕を斬り裂いた
「え・・・・・」
「な・・・・・」
状況を理解する前に無機質な声が辺りに響いた
《戦闘体活動限界 緊急脱出》
ドンッ
そんな音と共に菊地原は基地へと飛んで行った
歌川は信じられないような表情で優菜を見る
『・・・・・』
少女の口元は歪み風に揺れる髪の毛の間から黄金色の瞳が覗いていた
彼女の細い手には自分の背丈ほどあるであろう大鎌が握られている
「出たな 『風刃』」
迅がニヤリと笑った
「仕方ない プランＢだな」
迅の風刃の光の帯がゆらりゆらりと揺れる
「・・・・・申し訳ないが太刀川さんたちにはきっ
ちり負けて帰ってもらう」
迅が風刃を出した事によって一気に緊張感が強まる
風間は内部通話で歌川に指示を出した
《歌川 隠密戦闘を準備しろ》
《・・・・・！狙撃手との連携が取りづらくなりま
すが・・・・・》
《いいから急げ》
優菜の瞳が１段と強く輝いた
『させるか・・・・・』
地に響くような声と共に持っていた大鎌のブレードが光を放つ
「か、かざま・・・さ」
「歌川・・・・・！？」
風間を守るようにして歌川が少女の大鎌に胴を斬り裂かれる、と同時に歌川の身体がグニャリグニャリと形を変え始めた
キンッ
甲高い音が鳴り歌川の姿がキューブ状に変わる
キューブ状に変わった歌川を少女は持ち上げた
『あぁ・・・・・あんまりルナさんの力は使いたく
ないのにな』
少女はしげしげとキューブを見つめるとやがて興味が失せたようにそれを投げ捨てた
「歌川を元に戻せ・・・・・」
怒りに燃える瞳を輝かせながら風間は言った
少女は困ったように笑う
『あんたたちがここで引いてくれるなら元に戻すけ
ど・・・・・
どう？』
風間は少し悔しそうに言った
「それは出来ない これは上からの命令だ」
少女は『そっか』と残念そうに声を漏らした
少し悲しそうに目を逸らす
やっぱり、引いてはくれないか＿＿＿＿＿
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
