第１２９話 ページ18
空中で対峙する米屋と木虎
米屋が不敵な笑みと共に槍を突く
ガギン
鈍い音が響き木虎の右頬を掠った
米屋の槍はそのまま窓を割り、木虎は部屋へと逃げ込む
２人以外誰も居ない部屋に２人の声だけが響いた
「おいこら優等生
勝手に人んちに入っていいのか？」
木虎は傷ついた頬を拭いながら笑みを浮かべる
「窓割ったのはそっちでしょ？」
.
.
.
「おうおう やっぱり黒トリガー使いの近界民はこっ
ちに来たか」
太刀川は弧月を構えたまま面白そうに言った
優菜はやはり換装する様子が無い
子供らしい裏の無い笑みを浮かべ優菜は言った
『こっちの方が面白そうだからね・・・・・？
ジンさんのお手伝いしなきゃだし』
優菜の手首にある黒トリガーが鈍く輝いた
「何が目的だ・・・・・？」
風間の赤く鋭い瞳が優菜を睨みつけた
『さぁ・・・・・？』
優菜は曖昧に答えを返した
「迅 どういう事だ・・・・・？」
風間は優菜から視線をずらし迅を見つめる、今にも飛び掛りそうな風間を迅は苦笑いしながら見た
「秘密だよ 言ったら意味無いじゃん」
「ははは」と乾いた笑い声を洩らす
「へぇ・・・・・言う気無いのか・・・・・」
太刀川がポツリと小さく呟き少女へと間合いを詰める
『・・・・・！？』
太刀川の攻撃で優菜のくせっ毛が少し斬れる
ひゅんひゅんと風を切る音が耳元で聴こえた
『『盾』印(シールド)！！』
優菜の声と共に目の前にシールドが現れた
ガギン ガギン
太刀川の二刀の弧月がシールドに当たる度に耳をつくような音が辺りに響く
太刀川が攻撃を始めた事により他の者達も攻撃を始めた
左右から挟まれ 隙も無いはずなのに優菜と迅の表情に少しも焦りは無い
『『射』印(ボルト)＋『強』印(ブースト)』
印から放たれた弾が太刀川達へと向かう
「・・・・・！？」
「チッ・・・・・！？」
太刀川達のシールドでそれは防がれた
優菜の瞳は禍々しい程に黄金色に輝いている
ピクリ
何かに反応した優菜は背後にシールドを張った
パキッ
『・・・・・狙撃
狙撃手か・・・・・』
ぼそりと呟き少女は暗闇の中、目を凝らす
微かだが暗闇の中を動く人影が視えた
優菜を当て損ね 次の標的にと迅に弾が飛ぶ
「ほいっと」
迅はその弾を軽々と交わした
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 流さん» わかりました。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 番外編の誕生日の話の復活を希望します。 (2016年11月20日 19時) (レス) id: 81e8ccb09e (このIDを非表示/違反報告)
魔李亜(プロフ) - レインさん» はーい！いつまででも待ってますよ〜！更新ファイトです！p(^_^)q (2016年7月10日 19時) (レス) id: cf9bb19d88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔李亜さん» はい、最近ストーリーに悩んできていて・・・・・。頑張って更新します。もう少々お待ちください。 (2016年7月10日 19時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年5月6日 0時
