第87話 ページ45
『モガミ ソウイチ』
この名前を聞いた迅と林藤の表情が微かに変わる
迅の表情は強張っていた
「そうか・・・・・やっぱり最上さんか・・・・・
」
林藤は咥えていた煙草を灰皿に押し付ける
「最上宗一はボーダー創設メンバーの1人でおまえ
らの親父さんの競争相手(ライバル)だった
そして迅の師匠だった」
「 ((「だった」・・・・・?))」
迅は無言で腰のホルダーからトリガーを外した
ゴト・・・・・
デスクに置かれた迅のトリガー
「この迅の黒トリガーが最上さんだ」
耳を疑った____
この黒トリガーが『モガミ ソウイチ』・・・・・?
じゃあルナさんやお父さんは_____
きゅっと口を真一文字に結ぶ
「じゃあその人は・・・・・」
修が恐る恐る聞いた
「最上さんは5年前に黒トリガーを残して死/んだ」
死_刑宣告にも等しいその言葉
わたしの心に深くのし掛かる
わたしとユウマの生きる意味が断たれた瞬間だ___
遊真達はデスクの上の黒トリガーをそっと触った
無機質な作り___
冷たい肌触り___
わたしたちの黒トリガーと同じ感触___
「・・・・・そうか・・・・・このトリガーが・・
が・・・・・」
『・・・・・』
「 ((空閑・・・・・優菜・・・・・))」
「最上さんが生きてたらきっと本部からおまえらを
庇っただろう
俺は新人のころ空閑さんに世話になった恩もある
その恩を返したい
おまえらが玉狛(ウチ)に入れば俺も大っぴらにおま
えらを庇える 本部とも正面切ってやりあえる
・・・・・どうだ?玉狛支部に入んないか?」
少女は隣に居る遊真の手を握った
「・・・・・それは・・・・・」
.
.
.
屋上に3人の姿___
遊真は屋上の縁に腰掛け優菜は遊真の近くで頭と膝を抱えて座っていた
「悪いね迅さん せっかく誘ってくれたのに」
何も喋らない優菜の代わりに遊真が迅と話す
「別にいいさ 決めるのは本人たちだ
おまえらが後悔しないようにやればいい」
迅は温かい飲み物を遊真へと渡す
優菜は1度ノロノロと顔を上げ迅とその手にあるマグカップを見たが直ぐに元に戻ってしまった
「・・・・・そうだそれよりもおまえらの話聞かせ
てくれよ
今までのおまえらと親父さんの____
優菜の師匠 月叶さんの話を______」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
タヌキ
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキーキャラ
遊真
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レイン(プロフ) - 卯卯鬼さん» それと読んでいただきありがとうございます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - すいません固定です、 一応注意として書いたのですが・・・・・分かりやすいように改善させていただきます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
卯卯鬼 - 名前って固定でしょうか?変わらないので、教えていただきたいです。あと、面白いです!更新頑張って下さい!応援してます! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7a8ba0adbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RAIN@元アラジンlove x他1人 | 作成日時:2016年1月10日 12時