はっぴーばれんたいん！【竈門炭治郎】 (ページ10)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:554 hit

9話ページ10

放課後。

バッグに詰めてきた個包装の方はすっかり全て友人達の元へ。

みんなそそくさと帰っていって
教室には現在私と炭治郎の二人きり。

『 2人になれたけどここで大丈夫か？』
「う、うん。大丈夫、！それでまずはこれ… 」

丁寧に時間をかけてラッピングしたものを手渡す

『これ…いいのか？』
「良かったら受け取って欲しいなって…所謂本命チョコ…なんだけど、」
『ありがとう。大切にたべるよ』
「それでね…炭治郎に伝えたいことがあって」

好きになったきっかけから
今はもっと好きだということ
全てを口に出した

恥ずかしいけど結果はどうあれ
チョコは受け取って貰えた…

「だから私と… 」
『ちょっと待ってくれ』

いや待って。私終わった？
ここで遮られるってやっぱりそういうこと？？

「えっと… 」
『俺は前からAの優しくて裏表がなくて気遣いが出来る所が好きだったんだ』

炭治郎から告げられる言葉に自分の顔が火照るのが伝わってきた